新刊

文豪は鬼子と綴る 参 島原編 (単行本)

フォーマット
単行本 電子書籍
著者 嗣人 著
ジャンル 書籍  > 一般書  > 日本文芸
出版年月日 2026/08/27
ISBN 9784801994041
判型・ページ数 四六・272ページ
定価 2,200円(税込)
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文豪は鬼子と綴る 参 島原編 (単行本)

内容紹介
著者略歴

舞台は博多から長崎・雲仙、いざ地獄のリゾートへ
さる血筋の末裔として生きる小説家・香月蓮と
金髪の鬼子助手・瀬戸春彦。
出自の呪いを背負った運命のバディが、消える死体の謎を追う!


大正十年、夏。
出自に秘密を抱える小説家・香月蓮と中学生助手の春彦は、米国人記者から届いた怪しげな手紙に誘われ、外国人の避暑地・長崎は雲仙へと向かう。
道中で出会ったのは美しき英国人女性・アリスと、かつて日本で天主堂の建設に携わったという仏蘭西人宣教師・ロメオ翁。
異国情緒漂う美しいリゾート地で一行を待ち受けていたのは、「地獄の湯煙から大勢の悲鳴が響き渡り、死体が忽然と消える」という不気味な怪奇現象だった。
華やかな避暑地に隠された歴史と黒い思惑。
香月と春彦は、旅の仲間たちとともに、地獄に眠る哀しき謎に迫る――!

『香月先生の好奇心を刺激する事件が、今ここで起きています』

   *
 
 不意に、とある言葉が浮かび上がった。
「――『事実は小説よりも奇なり』」 
 小さく何度も香月が首を縦に振る。 
 確かにこの言葉ほど、この男に似合う言葉はないかもしれない。
「そうだ。私はこの言葉を最も好む。人の手によって紡がれる小説などよりも、
この世界の方がよほど奇妙だとは思わないか?」
「それは確かに」
 認めざるを得ない。
「今回の旅もきっと不可思議なことが私たちを待っている。そんな予感がある」

――(本文より)

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嗣人
熊本県荒尾市出身、福岡県在住。温泉県にある大学の文学部史学科を卒業。在学中は民俗学研究室に所属。2010年よりWeb上で夜行堂奇譚を執筆中。妻と娘2人と暮らす専業作家。著作に『四ツ山鬼談』『文豪は鬼子と綴る』『霧の出る森』(竹書房)、『夜行堂奇譚』シリーズ、『天神さまの花いちもんめ』『穂束栞は夜を視る』『カナエトメイ』『木山千景ノ怪顧録』(産業編集センター)、『イヴたちの楽園 藤紫乃女学園の怪異譚』(PHP研究所)など。
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