代表挨拶

創立50周年に寄せて
まだ知らない面白さを追い求めて

株式会社竹書房 代表取締役社長
後藤 明信

竹書房は令和3年8月に創立50周年を迎えることができました。これもひとえに読者の皆様、クリエーターの皆様、ならびに関係各所の皆様のお支えがあったからこそだと思っています。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
また、この記念すべき節目の年に代表という立場で迎えられたことをたいへん感慨深く思っています。

「出版業界に身を置きたい」、その一心で竹書房に入社したのは昭和63年のことです。当時の弊社はまだまだ名の知れない小さな出版社の一つでしたが、そこには私が憧れていた通りの世界がありました。
麻雀だけの漫画誌や4コマだけの漫画誌、4人のカメラマンによるまるまる1冊のグラビア誌などなど "面白いことなら何でもやってみる"、まさにエンターテイメントの総合商社といった雰囲気の中、編集に携わる全員が、それぞれの面白い、を真っ直ぐに追い求めていました。私もまた、マンガ、写真集、グラビアとマンガで構成した新コミック雑誌と、まだ世にない面白さを求めてチャレンジを続けてきました。もちろん、失敗も数えきれないくらい経験しています。ただ、才能の結集が世に放たれる瞬間の高揚感、幸福感に比べれば、多少の失敗などどうでもいいことのように思えました。

早いもので編集者として駆け出した日から、三十余年の月日が流れようとしています。その間、社員数の増加とともに会社の規模は大きくなり、電子書籍、映像、アニメ、グッズ、イベントと、時代のニーズに合わせ、事業の幅も広がっていきました。創業者・野口恭一郎が築いた“面白いことなら何でもやってみる”の文化の上に、魅力的なコンテンツが今もなお花開いているのです。

弊社がこの社会に提供できる価値とは何かと聞かれれば、“ワクワク”のひと言に尽きるでしょう。“ワクワク”さえあれば人も社会も明るく豊かになれる。そう信じて、まだ知らない面白さをこれからも皆様にお届けしていくことをお約束します。

記念すべき本年度は弊社にとっての第二の創業の年です。これまでご支援・ご協力いただいた皆様への厚い感謝の気持ちは、行動をもってお返ししていきたいと思っています。皆様とwin-winの関係を築きながらともに業界を盛り上げていく。そして次の50年を“ワクワク”に満ちたものにできるのであれば、出版人としてこれ以上の幸せはありません。

今後も変わらぬご支援・ご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。