原作者の篠原とおるは、『0課の女』『さそり』『ワニ(82)分署』などを代表作とし、現在まで数百万部を売り上げるコミック界の巨星として多くのファンに幅広く親しまれている。
各原作は、過去に幾度となく映像化されるほど魅力に溢れ、特に女性を主人公としたハードボイルドなストーリーは、珠玉の名作として長年に渡り高く評価され続けている。
主人公のレイを演じる三浦敦子は、今がまさに旬。
女優として映画『下弦の月』『鳶がクルリと』などに出演、テレビドラマ・CM・舞台などで幅広く活躍している傍ら、そのあどけない顔立ちとはアンバランスな抜群のプロポーションで、グラビアでも人気を博し、写真集、イメージDVDなどを次々と爆発的にヒットをさせている。そして、この作品はそんな彼女のイメージを一変させるほどのインパクトの強い作品となった。
感情を抑制した重厚な演技と、激しいアクション、そしてその豊満な肉体をおしげもなく披露し、大胆なベッドシーンにも果敢に挑戦している。
まさに新しい魅力の開花と言っても過言ではない。
また、レイの敵役であるユキを演じた範田紗々は、『東京大学物語』で女優デビューを飾った新人。テレビバラエティ『やりすぎコージー』『草野キッド』などでレギュラー出演もこなす非凡さを秘めている。
その初々しさに加えて、悲惨な過去を引きずり憎悪に狂うユキの暗部を、体を張って大熱演。彼女もまた持ち前のプロポーションでグラビアアイドルとしての確固たる地位を獲得、イメージDVDや写真集での大胆な肢体は、驚異的な人気を誇っている。
早見を演じた三浦誠己は、『きょうのできごと』『血と骨』『北の零年』など数々の映画に出演し、個性派若手俳優として注目されている逸材。レイに反感を持ちながらその境遇に同情し、いつしか惹かれてゆくという微妙な役どころを見事に演じきった。
他に、今や日本映画界には欠かせないバイプレーヤーの映画『ラストサムライ』の菅田俊・映画『突入せよ』の工藤俊作など強力な俳優陣が脇をしっかりと支え、それが作品に重みや深みを与えていることは言うまでもない。
脚本には、映画『1リットルの涙』の新進ライター・田中貴大を迎え、監督には映画『isA』で鮮烈なデビューを飾り、その後も、数々のVシネマやテレビドラマ、映画『紅薔薇婦人』などを精力的に撮り続ける藤原健一を起用。
本作品は、彼の最も得意とするハードーボイルドアクションを、娯楽性豊かに描いてみせたジャパニーズ・エロティック・クライムストーリーの意欲作である。
当ホームページ掲載の記事、写真、イラスト等の無断掲載を禁じます。copyright 2008 TAKESHOBO