フクシマだけではない、いたるところで漏れ出ている放射能。核燃料サイクルの恐るべき実態とは?

放射性廃棄物 〜終わらない悪夢〜Waste: The Nuclear Nightmare

オーディトリウム渋谷 劇場サイト

人類には、原発が生み出す放射性廃棄物が処分不能であるというこの事実を見て、なお電気だ経済だと言って原発を論ずる文化人や学者どもは、自分の無知を思い知るだろう。(広瀬隆)

「何も知らなかった・・・子供たちにこんな未来を残そうとしていたのか!」 そう、今こそ私たちは覚悟を決めて逃げることなく「知ること」の行動を始めなければならない。(武田邦彦)

これを見て、それでもあなたは原発再開にYESと言えますか?

福島の原発事故で初めてその存在が周知のものとなった核燃料プール。その中に眠る極めて危険な使用済み核燃料、それらの最終的な行き先は? 世界最大の原子力企業アレバ社が行っている核再処理の驚くべき実態とは? 数十万年にもわたり放射能を撒き散らし続ける核廃棄物の最終的な処理方法も定まらないまま、未来に危機を先延ばしにして原発を推進してきた矛盾、その矛盾を知りつつ隠蔽を続ける原子力産業そして各国政府の「不都合な真実」を白日の下にさらした渾身のドキュメンタリー!

原発は稼動する限り常に核廃棄物を生み出し続ける。そしてひとたび原発事故が起これば瞬時にそれらは巨大な凶器となり牙をむく。たとえ事故がない状態でさえも低レベル放射性物質の投棄などにより常に汚染を広げているのが実態なのだ。取材班は原発の生み出した過去の悲劇から未来に待ち受ける危機にまでタブーなく踏み込む。
アメリカ原爆開発のためのプルトニウム製造工場からは、閉鎖された今もなお大量の放射性廃棄物が土壌に溶け出し川に流れ込み魚を汚染している。ロシアで50年以上前に起こった核施設の爆発事故現場近くの村では内部被爆による住民の健康被害が今も続く。取材班は丹念にそれぞれの地で汚染状況を計測し土壌サンプルを研究所に持ち帰り恐るべき結果を報告する。この現実を見れば福島の事態が数年単位で収束するなどありえないことは誰の目にも明らかであろう。
またこの映画は、福島の汚染水の処理にも深く関与する世界最大の原子力企業アレバ社の核燃料サイクルの実態にも切り込む。使用済み核燃料から回収される大量のウランの行き先を追う取材班が行き着いた先はシベリアの奥深く、地図にも載っていない秘密都市セヴェルスク。外国人の立ち入りを禁じられたそのエリアで、驚くべき実態が明らかに・・・・・・。

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監督:エリック・ゲレ 共同制作:ロール・ヌアラ 編集:イザベル・スズムニー 音楽:エティエンヌ・ボノム、ピエール・フルシャー 日本語版監修:東京大学大学院准教授 木村浩 ナレーター:深見梨加 制作協力:グロービジョン 2009年プラネット・イン・フォーカス国際環境映画祭出品/2009年パリ国際サイエンス映画祭出品/2011年緑の映画祭出品■2009年フランス映画/92分/日本語吹替/(C)Bonne Pioche-Arte France-2009