Q.平ベったいパーツに大きな気泡があった場合の修復の仕方 投稿者:高知県 佐々木元也さん
 

平ベったいパーツに大きな気泡があった場合、きれいに修復する方法を教えてください。


A.

まず必ず気泡は丸い形態になっていると思うのでその気泡の淵をカッターで広げます。というのも、パテ修正をするなら丸いエッジよりも角のエッジの方がパテが食いつくからです。次にポリパテを調合してその穴に詰め込み、ハンドクリームをかるーく塗ったプラ板でぎゅっとふたをしてセロテープなどで固定、乾燥後剥がしてペーパー掛けをすればかなり大きな穴でも塞ぐことができますよ。また回りに凸部が無く均一な平面ならば0.3ミリのプラ板を直接貼って彩色してしまったほうがきれいです!

(平八郎)

Q.マスキングテープの上手な剥がし方 投稿者:香川県 中野大輔さん
 

マスキングテープを剥がそうとしたら塗料が一緒に剥がれてしまったりするんですが…。


A.

それは下地の離型剤落としが不十分なことが考えられます。もしくはマスクを貼った塗料の膜が厚すぎる場合とか、塗料が乾燥不完全(特にツヤ有の塗料及び白や黄色は乾きが遅い)な時にマスクしてしまったなどが考えられる要素です。もうひとつマスキングテープをリールから直にのばして貼ったときなど、テープの糊成分が強すぎて塗料膜に張り付いてしまうことがあります。以上のことを注意して再トライしてみてください。またマスキングテープは一度カッターマットやプラ板等に貼って糊を減力してからつかう癖を身につけましょう。

(平八郎)

Q.エアブラシ選びのコツ 投稿者:千葉県 今井真一さ ん
 

エアブラシ選びのコツなどありましたら教えてください。


A.

まず「模型用」であるかを調べます。というのも、フィギュアの彩色はラッカー溶剤などの科学薬品を多用するのが普通ですので、絵画用ブラシだとパッキンやOリングがもろかったりして向かないこともあるのです。タミヤやグンゼがリリースしているものならば、そういった点にも考慮されて作られていますので大丈夫!特にタミヤのスプレーワーク用HGハンドピースはプラ製大形塗料カップが直付けできるので、大型サイズのフィギュアの広範囲彩色に向きます。それにノズルやニードルなど の消耗品が模型屋さんで取り寄せてもらえるので、メンテナンスが楽です!ノズル径は0.3ミリ位のものがベストでしょう。模型用のブラシが手に入らない場合はオリンポスやトリコンのピースでも模型塗装には使えます。

(平八郎)

Q.原型師の生きざまを描いた漫画ってありますか? 投稿者:エトーさん
 

原型師の生きざまを描いた漫画ってありますか?


A.

原型師の生きざまそのものをを描いた作品はあまりないと思いますが……。確かモデラーを機軸に描いた小説が5〜6年前に新書で出てましたが(ガンプラモド キのロボットが表紙でしかもスクラッチ物の写真でした)、誰か教えてーっ!映画ではフィギュアを題材にもってきた変質者の映画で「オールナイトロング」というのがありましたが不快なので見ることはお勧めしません!!(ホントはちょっと好きかも……偏見の目で見られるのもまた楽し!)マンガはやはり島本和彦先生の「ガレキの翔」でしょう!少年キャプテンコミックス(徳間書店刊)から95年に出ましたが今は絶版のようです。古本屋で探しましょ。この作品の「熱さ」はホンモノです(極端だけど)。あげたゆきを氏や新谷かおる先生のモドキキャラまで出てくるので必見!最近では井原祐先生による 電撃大王の「DOLLMASTER(ドール・マスター)」かな。DENGEKI・COMICS(メディアワークス刊)から単行本もでています。これはディティールが強烈に詳しいのにラブコメなのが変で楽しいですよ。読んでいると「濃爆おたく先生」2巻に出てくる「ダメなで妖精」が自分の頭をなでにくるので弱いです(笑) と、書いていて気がついた!現在のNo,1はもしかして「濃爆おたく先生」かもしれない……きっとそうだ、買おうね、全2巻!

(平八郎)

Q.爪キバ等のリアル処理について 投稿者:アンノンさん
 

爪キバ等のリアル処理について教えて下さい。


A.

えーこれは猫や犬、野性動物の写真集などを見ると参考になるのですが、まず爪や牙は白色ではないのです。どちらかと言えばアイボリー系で実はレジンキャストの地の色がかなり近いのですが、ソフビの場合はアイボリーを下地に塗り、根っこに向けて濃いグレーをドライブラシしていきます。そしてクリヤーオレンジを境界線に墨入れし、クリヤーイエローを先端部が薄くなるようにブラシ吹きします。そしてクリヤーイエローの不要部分を1000番位の耐水ペーパーで除去していきます(この時、下地のアイボリーまで落としてしまわないように!)。最後にクリヤーを重ね吹きしましょう。 因みにキャスト版の怪獣キットならサフレスと同じような技法で仕上げる事ができますので併記しておきます。先ずは怪獣の基本ボディ側を先に仕上げてしまいます。 そして爪は1000番位の耐水ペーパーでツルピカに磨きます。そして爪の下面、根っこをきつめのグレーでベタ塗りして、再び耐水ペーパーでこんどはシャドウを残す様に軽く磨いていきます。次はクリヤーオレンジをベタ塗りし、同じように磨き、更にクリヤーイエローを重ねて又ペーパーで磨きます。つまり先端部から見るとキャストのアイボリー、クリヤーイエロー、クリヤーオレンジ、グレーの順にグラデーションがついてゆくわけで、まあブラシを使わないのは磨きによる短いグラデの寸止めにはペーパーの削りのほうがコントロールが効くからなんです。そして最上面部は1本白い筋を削って付けましょう。これがハイライト処理に見えます。あとはクリヤーを吹き重ねて厚みを出せばリアルですよ!やはりキャストの方が効果的に仕上がるなー、どうです?キャスト製怪獣もトライしてみては !(怪獣だと妙に詳しく教えちゃう俺って……)

(平八郎)

Q.ガレキの賞味期限 投稿者:だむさんさん
 

ガレキの賞味期限について教えて下さい。


A.

今のところ、下地の変色等はありますが、我が家で最も古いレジンキットが1980年製で(笑)、今のところ自己崩壊の気配はありません(因みに海洋堂のディフォルメタイプアンヌ隊員です……)。21年前のキットですら元気なのですから恐らく現行の真空注型キットなら遙かに丈夫だと思われます。ただ少しヒケが出てきた感はありますが、これはあくまで全体的な縮みなのでフォルムを崩すものではありません。保管は当然のことながら直射日光厳禁!日焼け・シミが生じます。それとどうも乾燥が大敵な感じがします。押し入れはいいのですが、夏の室温上昇で暑く なりやすい場所は避けましょう。二階よりは一階、それも少しは風通しが良い場所を選びましょう。離型剤は当然早めに落としておくのがベスト!何年も放置しておくとかなりしつこく残りますので注意。取れない場合は水ペーパーで落とすしかありません。また細めのパーツは反り返りが出たりしますが、70度位のお湯に漬けて、柔かくなったところで矯正し急激に冷水で冷やすと戻ります!

(平八郎)

Q.0.3mm以下での塗り分けの方法と0.5mmのスミ入れがどうやって行われているのか 投稿者:kaesaruさん
 

こんにちは初めましてkaesaruというものです。今回、常に疑問に思っている事をアドバイスしてもらいたくメールしました。塗り分けとスミ入れについてお聞きします。塗りの上手い人の作品とそうではない人(という言い方は失礼ですが)のレベルの違いに塗り分けとスミ入れの綺麗な入れ方の差がとても重要だと思います。 0.3mm以下での塗り分けの方法と0.5mmのスミ入れがどうやって行われているのか知りたいです(数値は極端かもしれませんが)。私としては塗り分けのラインにスジ彫りを入れていると思うのですが……。また、スミ入れは溶剤の濃度とスジ彫りの幅などが関係してよりメリハリのあるラインを決めている気がするのですが。どうもその辺が上手くいきません。何卒ご教授お願い致します。


A.

まず塗り分け線を美しく仕上げる技術ですが、これはマスキングテープを小まめなアールで繋いでいく技法を丹念にしていくしかありません。例えば一直線にマ スキングが出来てしまうような放物線でも実は微妙な凹凸があったりして、一方方向からでは面の見切りができてなかったりすることが多く、結果「ヒキツレ」た感じに見えてしまう場合があるからです。それと墨入れで無理やり服と肌の差異を繋いでしまうのも実はあまりお勧めできません。なぜなら往々にしてそれはやっつけ仕事だったりするからです(イベントの前の晩に仕上げられたプロの作品に多いのですが……  あっヒトのことはいえねーっすね!(笑)。例えば服の浮き上がりを強調すると か、革製品の縁の擦り切れなどを再現するのには向きますがね、コントラスト過多は実は長年見てると確実にアキがきてしまうのですよ!丁寧なマスキングによる一発彩色が本当は最高なのです。ちなみにホントに綺麗な筋彫りの墨入れとは、下地に墨入れ線の色を吹きつけ、極細ラインテープをその線に併せて貼り込み、上の色を吹いてからそのテープを剥がして得るものです(そのテープの上にクリヤーを吹いておく とマスク漏れが防げます)。これ以上の鮮やかな仕上げはありません。墨入れではぼやけてしまう場合があり、特に銀や反対色の場合鮮やかに写ってるフィギュアは密か にこんな技法を使ってたりします(白はキャストの地を生かしてしまうのがベストだったりもします)。

(平八郎)

Q.加工の段階でつぎめの色差を無くす良い方法 投稿者:イツキさん
 

はじめまして、ガレージキット歴3年になりますイツキと申します。最近サフレス塗装を始めたのですが、クリアーもどきを使っての塗装のため、パーツのつぎめが見えてしまいます。パーツの接合は主にアルテコを使っていますがやはり色の差がはっきり出てしまいます。エポキシ系でもクリア色ですと見えてしまいます。サフレ スを活かしたいので2度塗りはあまりしたないのですが……加工の段階でつぎめの色差を無くす良い方法はないでしょうか?


A.

えー、この場合その段差をアルテコで消した場所の肌部もひっくるめて肌露出部全体にグロスのホワイトを吹いてしまいます。実はグロスホワイトはキャスト地から光を透過する性質を持っているので、思ったよりサフレス効果を阻害しません。 また、薄めのピンクでもOKです。これはサフレス肌に、皮下の血の色からくる「血色」を与える技法で、特に脇の下・膝裏・うなじ・耳のなか等に、グロスホワイト吹きの後にコントラストとして軽く吹きつけておくと「影色効果」を発揮してイキイキとしてきます!更にサフレス効果を高めたいときはその白とサフレスクリヤーの間に、さらにクリヤー層をラッカークリヤーを重ね吹きしておいて、光が透過しやすくしてあげると効果的であります。ただしこの技法は1/6スケール以上のビックス ケールフィギュアで行ってください。1/8以下だとクドめになりがちですので……

(平八郎)

Q.古くなった未使用の塗料について 投稿者:本牧3K邸さん
 

だいぶ前(10年くらい前)に購入した未使用の「ラッカー塗料」が出てきたんですが、中の成分が分離していて、攪拌して使うのに不安に思ってるんですが、塗料にも「賞味(使用)期限」ってあるんでしょうか?
あとこのまま使えるのか?新しく買ったほうがよいのか?使えないとしたらどのように処分して捨てるのか?  教えて下さい。


A.

これは要らないプラモのランナーに塗ってみるしかないですね。多分メタリック系と白系はダメになっていると思います。底面に沈んでいる凝固した部分が色成分なのですが、その部分が棒でつついてみて水飴の固さになっていたら使用不可能ですし、おそらく塗ってもダマが出来るので、この際捨ててしまった方が安全ですよ。捨て方ですが、塗料屋さんで「カンペハピオ残塗料処理剤」という粉末が250円位で売ってますので、それで燃えないゴミとして処理するのがいいでしょう。塗料の賞味期限は開けたら半年、開けなくても1〜2年といったところではないかと思います(あくまで伸びやブラシの通りの良さを追求した感じでいけばのはなしですが …)。

(平八郎)

Q.油粘土からの型取り 投稿者:夢民さん
 

小学生がよく使う普通の油粘土で型を取ってガレージキットのような保存の利く造形物を複製する事は可能でしょうか?また、それに必要な材料などを教えて下さい。


A.
(1)まず、粘土で台座を作り、粘土原型を取り付けます。
(2)手などのまわりこんでいるところは、切断して左図のように台座につけて
  しまいます(型取りをスムーズに行なうため)。
(3)塩ビ製のやわらかいビーカー(東急ハンズ等で入手可能)に原型を(台座ごと)
  入れ、原型が完全にかくれるまでシリコンを流し込みます。
  KE-17系の固めのものの方がいいようです。

(4)シリコンが硬化したらビーカーの下面を押してゴム(抜き型)を取り出し、
  ジグザグに切れ目をいれて型を半分に切ります。
  中の粘土原型は壊れてしまいますが、粘土を取り出せば型の完成です。

(文:平八郎・イラスト:よっきゅん)