「超」怖い話 未(ひつじ)
【商品内容】
昨年の「午」よりバトンを繋ぎ、干支シリーズ第2弾「未」をこの世に送り出す。
このヒツジの背には無数の怨念と恐怖、怪なるもの異なるものがこれでもかというほどにおぶわされている。眠れぬ夜、目を瞑ってヒツジの数を数えよというが、そんなことをしていると、このヒツジがあなたあの頭の中へとやって来てしまうかもしれない。彼は天井を向いて目を瞑るあなたの顔の上をひらりと跨ぎ、その拍子に何かをぽとりと落としていく。まるでそう、生首か何かのように、貴方の枕元に不吉な置き土産をしていくのだ。
ヒツジが誘う眠りの世界は何も良い夢ばかりではない。このヒツジは確実に悪夢へと導く存在だ。どうか諸君、闇の鼓動、怪の足音に耳を澄ませ、無事「いつもの朝」を迎えられたし。