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刺青強奪人 下

【商品内容】

路地が連なるこの場所は、わたしの目的にぴったりだ。今夜は次のターゲットを捕まえられそうだ。獲物の足音が近づいてくる。監視しているうち、歩くリズムも覚えた。

左手のぼろ布にエーテルを染ませ、路地を踏み出す。肩にぶつかり、ターゲットが腹立たしげに振り向こうとしたところで、ぼろ布で鼻と口をふさぐ。獲物は意識を失った。さあ、ここからが本番だ。

出ておいで、わたしの愛しいナイフたち。お楽しみの時間だよ。

タトゥー展覧会のポスターをながめていたマーニーは、<現代最高の10人>として取り上げられたアーティストの作品のなかに、被害者のタトゥーが含まれていることに気づく。犯人はこの“10人”の作品を収集しているのではないか――。

マーニーの推理を聞いたフランシスは上司の反対を押し切って記者会見を開き、タトゥー愛好家たちに警戒を呼び掛ける。その直後、再び事件が発生するが、第三者が現場付近を通りかかったおかげで被害者の命は助かった。犯人は逃走したものの、フランシスはついに有力な手がかりを手に入れた。

わたしは許されないミスをした。何もかもぶち壊した。

ちくしょう。ちくしょう。ちくしょう。ちくしょう。

フランシス・サリヴァン。それが責めを負うべき刑事の名前だ。あいつがわたしの領分を侵し、唯一安心できる場所を汚した。あいつはわたしのすべてをぶち壊そうとしている。

後悔させてやる。かならず。

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