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刺青強奪人 上

【商品内容】

意識のない男のTシャツを引き剥がすと、みごとなタトゥーが現れた。体がまだ温かいうちにすませるのが肝心だ。冷えきると皮膚がこわばり、肉も固くなる。そうなると作業はむずかしくなる。ついにこの瞬間が到来した。

肩から肩甲骨のとがった先に向け、タトゥーの輪郭に沿ってすばやく刃を引く。刃先が道を切り開きながら進み、その軌跡に赤いリボンが浮かび上がる。指にからみつくそれは、温かい。背筋がぞくりと震え、血液が下半身に押し寄せて沸き立った。この作業が終わるまでに、男は息絶えるだろう。こいつは最初の一人ではない。最後でもない。

イギリス南部のリゾート都市ブライトンで、男性の惨殺死体が発見される。身元不明の死体の背中には、えぐられたような大きな傷があった。検死の結果、まだ生きているあいだに皮膚を剥がされた痕と判明する。

捜査指揮官に任命された若き警部補フランシス・サリヴァンは、被害者の全身を覆っていたタトゥーを手がかりに捜査を開始する。第一発見者で、タトゥー・パーラーの経営者マーニー・マリンズの協力を得て、被害者がタトゥー愛好家であることが判明するも、犯人につながる手がかりは掴めなかった。

早くも捜査が行き詰まったかと思われたとき、第二の死体が発見される。やはり全身にタトゥーを入れていた男性の頭部だけが切断され、持ち去られていた……。

国際犯罪小説祭「ブラッディ・スコットランド」の勝者が贈るサイコスリラー、日本上陸!

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