黒い瞳にかりそめの愛を誓って
【商品内容】
伯爵家の次男ダライアスはご婦人がたの“夜のお相手”として悪名を轟かせている。
ある日、彼は有力な子爵から、歳の離れた妻のヴィヴィアンを身ごもらせてほしいというとんでもない依頼を受ける。ダライアスは断るが、子爵から事情を聞いて考えを変える。
ヴィヴィアンと結婚したのは、最初の夫人から頼まれてのことで、妻の付添役だった彼女を卑劣な継父の手から救うためだった。おまけにふたりは形だけの夫婦で、子どもがいないまま子爵が死ねば、ヴィヴィアンは路頭に迷ってしまうという。
機会はひと月の間だけ、子どもができても二度と会わないという条件だったが、最初のキスを交わしたときから互いに心惹かれるものを感じていた――。
放蕩者のダライアスと美貌の子爵夫人ヴィヴィアン。許されない恋に落ちたふたりの運命は……。